イッセイ夫婦の野鳥写真館
未熟な写真ばかりですが、中には珍しい野鳥の画も・・・・・・。
草原の梟 その①
2012/01/31 Tue. 12:10 [edit]
思い立ち1泊2日で熊本の阿蘇まで行くことにした。
いつもお世話になっている奥さんへの慰労も兼ね、今回は車中泊ではなくれっきとした高級?
温泉宿での1泊である。
(全費用はもちろん私の財布から、だから高級といってもたかが知れている)
いつもお世話になっている奥さんへの慰労も兼ね、今回は車中泊ではなくれっきとした高級?
温泉宿での1泊である。
(全費用はもちろん私の財布から、だから高級といってもたかが知れている)
阿蘇の草原にコミミズクが2~3羽出没しているらしい(知らない人のブログで知った)
今回は、まだ出会ったことのないこのコミミズクを見る(撮る)のが主たる目的である。
今回は、まだ出会ったことのないこのコミミズクを見る(撮る)のが主たる目的である。
「阿蘇のどこにいるの?」「草原に」「草原ってどこの草原よ?」「だから阿蘇の草原」
「阿蘇って草原だらけじゃないの?」「そう、だ・ろ・う・ね」「どうやって探すの?」
「どうやって・・・といってもあっちこっちの草原を探すしかないよ・・・」
「誰かに聞いてみたら?」「誰かって・・誰によ?」「そうよね、阿蘇に知り合いなんかいないもんね」
「兎に角、もう宿もとったことだし、行けば何とかなるさ、当たって砕けろだよ」ってな事で出かけた。
「阿蘇って草原だらけじゃないの?」「そう、だ・ろ・う・ね」「どうやって探すの?」
「どうやって・・・といってもあっちこっちの草原を探すしかないよ・・・」
「誰かに聞いてみたら?」「誰かって・・誰によ?」「そうよね、阿蘇に知り合いなんかいないもんね」
「兎に角、もう宿もとったことだし、行けば何とかなるさ、当たって砕けろだよ」ってな事で出かけた。
外輪山の草原に到着したのが午後3時
何とかなるさ・・・で来てみたが、もしかしたら何ともならない・・かも・・不安がよぎる。
-広~い- 広すぎる・・・・阿蘇の草原はホントに広い。
見渡す限り草原、又そうげん・・・・・である。

何とかなるさ・・・で来てみたが、もしかしたら何ともならない・・かも・・不安がよぎる。
-広~い- 広すぎる・・・・阿蘇の草原はホントに広い。
見渡す限り草原、又そうげん・・・・・である。

(コミミをブログを載せてる知らない人にでもこの際、厚かましく場所だけでも聞いとくべきだったかな)~っと、
後悔はあるものの、兎に角、車を走らせながら「この辺が出そうじゃない?」
「いや駄目だ、カメラ持った人、誰もいないよ」「そういえばそうね、出るんだったら誰かいそうよね」
ってな調子でキョロキョロしながらしばらく迷走・・・・。
後悔はあるものの、兎に角、車を走らせながら「この辺が出そうじゃない?」
「いや駄目だ、カメラ持った人、誰もいないよ」「そういえばそうね、出るんだったら誰かいそうよね」
ってな調子でキョロキョロしながらしばらく迷走・・・・。
カーブを切ったところで突然、奥さんが「いた~!」っと、すっとんきょうな叫び声を発した。
思わず道路の中央で急ブレーキ!
周りは草原ではない、木々に囲まれた雑木林の間に入ったところだ、
「何が、どこどこ?」「通り過ぎたのよ、通り過ぎた電線、止まってるのでんせんに」「だからどこの?」
「左側後ろ、う・し・ろ」と言いながら後方を指さす、その方向を見ると確かに電線に何かが止まっている。
「コミミ、コミミよ」奥さん完全に興奮している。
(奥さん撮影)

確かにミミズクのようだ、だけど2車線の道路のど真ん中だ、車を道端に寄せてみるが狭い、
それに車がけっこう走ってもくる。運転席を離れられない、どうしょう、どうしょう、私も多少興奮気味、
思わず道路の中央で急ブレーキ!
周りは草原ではない、木々に囲まれた雑木林の間に入ったところだ、
「何が、どこどこ?」「通り過ぎたのよ、通り過ぎた電線、止まってるのでんせんに」「だからどこの?」
「左側後ろ、う・し・ろ」と言いながら後方を指さす、その方向を見ると確かに電線に何かが止まっている。
「コミミ、コミミよ」奥さん完全に興奮している。
(奥さん撮影)

確かにミミズクのようだ、だけど2車線の道路のど真ん中だ、車を道端に寄せてみるが狭い、
それに車がけっこう走ってもくる。運転席を離れられない、どうしょう、どうしょう、私も多少興奮気味、
「君が撮って!」「え~私が撮るの?」「4・56に7Dつけて君が撮るしかないよ」
「判った、でも大丈夫かな?」「車の中から撮れない?」
「無理、ドアを開けなきゃ撮れないし、開けっぱなしじゃ危ない」
「じゃあ、外へ出て撮るしかないね、ドアをそ~っと開けてよ」
「わ・判ってる」奥さんおそるおそるドアを開けて出て行った。
「判った、でも大丈夫かな?」「車の中から撮れない?」
「無理、ドアを開けなきゃ撮れないし、開けっぱなしじゃ危ない」
「じゃあ、外へ出て撮るしかないね、ドアをそ~っと開けてよ」
「わ・判ってる」奥さんおそるおそるドアを開けて出て行った。
奥さんがへっぴり腰でレンズを向けている方向を車窓越しに双眼鏡でのぞいてみた.
どうも違う、コミミズクではなさそうだ、顔が薄黒く可愛さがない、どうやらフクロウのようである。
(奥さん撮影)

反対車線をトラックが一台猛スピードで通り過ぎたところで、フクロウが後方へ飛んだ。
どうも違う、コミミズクではなさそうだ、顔が薄黒く可愛さがない、どうやらフクロウのようである。
(奥さん撮影)

反対車線をトラックが一台猛スピードで通り過ぎたところで、フクロウが後方へ飛んだ。
奥さんが帰ってきた、「撮れた?」「何枚か撮ったけど、トラックがワーッと来たとたんに飛んだ」
「撮れたんならいいさ」「でも自信ない、この先の電柱に止まったみたいだけど、行って見る」
「撮れたんならいいさ」「でも自信ない、この先の電柱に止まったみたいだけど、行って見る」
車をターンさせ、近づいてみた。確かに電柱の横の電線に止まっている。
今度は、無理をすれば車の中からでも撮れそう、何枚か撮ってみた。
「このコミミあまり可愛くないよ、本の写真と違うみたい」「多分フクロウだよ」「え~、フクロウなの」
(奥さん撮影)

私たちのそんな会話に気が付いたのか、こちらをチラッと見て、さーっと羽を広げ道路沿いの林の中へ飛んで行った。
今度は、無理をすれば車の中からでも撮れそう、何枚か撮ってみた。
「このコミミあまり可愛くないよ、本の写真と違うみたい」「多分フクロウだよ」「え~、フクロウなの」
(奥さん撮影)

私たちのそんな会話に気が付いたのか、こちらをチラッと見て、さーっと羽を広げ道路沿いの林の中へ飛んで行った。
(どこかレンズを持っている人いないかな~、撮影している人いないかな~、コミミちゃん運よく飛んでくれないかな~)と、思いつつ1時間くらい走っただろうか、だいぶ辺りが薄暗くなった。根子岳がすぐ横に見える。
(奥さん撮影)

木々を抜け草原へ続く三叉路に差し掛かった時、又奥さんが「止まって~ストップ!ストップ!」
今度は落ち着いている。
「あそこ、ほら右側のあの木の中、影だけどあれもフクロウじゃない」
双眼鏡をのぞく、丸い頭に蓑をつけたような恰好、確かにフクロウのようだ、影絵になってどちらを向いているかはっきりはしないが・・・・後ろ頭がこちらでむこうを向いているのように見えた。
証拠写真にとりあえず一枚パチリ

そしてさらに確認しようと車を近づけた途端、バサバサ、スー(こんな感じ)と飛んで林の中へ、
「お父さん、近づいちゃだめよ、フクロウは敏感なんだから」・・・といきなりフクロウ博士になった奥さんの声に
「すいません・・・・・・」
(奥さん撮影)

木々を抜け草原へ続く三叉路に差し掛かった時、又奥さんが「止まって~ストップ!ストップ!」
今度は落ち着いている。
「あそこ、ほら右側のあの木の中、影だけどあれもフクロウじゃない」
双眼鏡をのぞく、丸い頭に蓑をつけたような恰好、確かにフクロウのようだ、影絵になってどちらを向いているかはっきりはしないが・・・・後ろ頭がこちらでむこうを向いているのように見えた。
証拠写真にとりあえず一枚パチリ

そしてさらに確認しようと車を近づけた途端、バサバサ、スー(こんな感じ)と飛んで林の中へ、
「お父さん、近づいちゃだめよ、フクロウは敏感なんだから」・・・といきなりフクロウ博士になった奥さんの声に
「すいません・・・・・・」
(後で確認したら、こちら向きで下を覗いていたようだ)
この日は、草原のコミミ探しはこれまでで、予約しておいた高級?温泉宿へ
その車中で
「お父さん、コミミは駄目だったけどフクロウが見れて良かったよね~。フクロウ見つけてあげた私に感謝よね~」
「お父さん、コミミは駄目だったけどフクロウが見れて良かったよね~。フクロウ見つけてあげた私に感謝よね~」
「・・・・・・・」
その②へ 続く
平成24年1月28日撮影
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category: フクロウ
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